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ゴシゴシ洗いは体臭を強くする!

体の表面に菌がウジャウジャいて、それが汗と皮脂を食べて生活している…そんな話をすると、「キレイさっぱり洗い流さなきゃ」と、入浴の時にゴシゴシと洗いたくなるかもしれません。しかし、ちょっと待ってください。その洗い方は、かえって体のニオイを強くする可能性があります。

その理由は2つあります。1つ目は、前項で触れた細菌の話と関わりがあります。皮膚上に棲む細菌の種類によってニオイが変わると述べましたが、このとき細菌の優劣を決めるのが数です。たとえば、1億個の表皮ブドウ球菌と1億1個の黄色ブドウ球菌がいたら、黄色ブドウ球菌が優勢となります。しかし、体を洗いすぎると表皮ブドウ球菌が消滅してしまい、さらにエサである皮脂や汗までもなくなるため、勢力が弱まってしまうのです。

一方の黄色ブドウ球菌はアルカリ性を好むため、石けんの洗い残しなどを食べてどんどん繁殖します。洗いすぎが悪臭につながるのは明らかでしょう。また、体を洗いすぎると、肌の乾燥を防ごうとして余分な皮脂が分泌されます。するとそれが悪い働きをする細菌によって分解され、体臭を強めることになるのです。では、どんな洗い方をすれば、ニオイのしない体になるのでしょうか。